日本にまたMOX燃料がやってくる

4月17日、MOX燃料を積んだ船が日本に向けて、フランスのシェルブール港を出港したそうです。
日本に到着までにかかる日数は約70日間。
この期間、放射能汚染の危険にさらされる地域は、どのぐらいにおよぶのでしょう。
アメリカのボストンでテロ事件があったばかり。
船が狙われた場合、誰が汚染の責任を負うのでしょう?

MOX燃料輸出再開のニュースは、3月5日、フランスから届きました。
原発事故後初のMOX燃料輸入にもかかわらず、日本ではさほど大きなニュースになりませんでした。
4月15日、出港を前に、フランスのシェルブールでは反対集会が開催されましたが、日本では何の動きもありませんでした。

国際連帯といいながら、何も連帯していない。
そんな虚しさを感じます。

MOX燃料輸入再開の交渉はいつごろ、どのように進められたのか?
どのくらいの量が運ばれてくるのか?
輸入額はどのぐらいなのか?
航海近辺の各国には了解を得ているのか?
高浜原発が再稼動しない場合、どこに保管されるのか?

な~んにもわかりません。

MOX燃料の殺傷力は、鳥インフルエンザとは比べようがないほどなのではないかと思います。
なのになぜ、議論にならなか、不思議でたまりません。

 

日本の原発で大儲けしてきたフランスの原子力企業アレバ
フランスの原子力グループ・アレバが、世界4位の顧客である日本で操業して40年以上がたつ。金の卵を産む鶏は、アレバに過去毎年6億5千万ユーロの売り上げをもたらしていた。フランス週刊紙『カナール・アンシェネ』の原発特集号(2011年10月)の記事。

フランスが懸念する再処理不可能なMOX燃料の危険性

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