福島第1原発事故の収束作業に従事し、3つのガンを発症した札幌の元原発作業員の男性が、東電と下請け会社に損害賠償を、国に労災不支給の取り消しを求めた2つの裁判を起こしました。札幌地裁は2021年5月13日、いずれも棄却。その訴訟の記録です。
3癌併発の福島原発作業員の労災・賠償訴訟で証人尋問 3
2020年9月、福島第一原発の復旧作業に従事し、3つのガンを併発した札幌の元作業員が、労災不支給取消と損害賠償を求めた2つの裁判の証人尋問が行われた。原告の証言は、上司の原発作業員である被告人側の証人Sさんと、いくつかの食い違いがあった。
3癌併発の福島原発作業員の労災・賠償訴訟で証人尋問 2
2020年9月、福島第一原発の復旧作業に従事し、3つのガンを併発した札幌の元作業員が、労災不支給取消と損害賠償を求めた2つの裁判の証人尋問が行われ、原告の男性が証言台に立った。東電代理人は、業務については触れず、健康診断の内容などを質問した。
3癌併発の福島原発作業員の労災・賠償訴訟で証人尋問 1
2019年11月、福島第一原発事故現場で復旧作業に従事し、3つのガンを併発した札幌の元作業員が、労災不支給取消と、東電など3社に損害賠償を求めた2つの裁判の証人尋問が行われ、男性の当時の上司にあたる元作業員が被告側の証人として証言台に立った。
3つの癌を併発した札幌の原発元作業員が労災求め提訴
福島第1原発でがれきを撤去作業に従事し、翌年から3つのがんを発症した札幌の元原発作業員が、労災不支給処分取り消しを求めて札幌地裁に提訴した。記録に残された男性の被曝線量は56.41ミリシーベルトだが、「記録より多かったはずだ」と主張している。