福島原発の汚染水処理に関するアレバの2011年4月19日付ニュースリリース(英文)です。
東京電力の要請を受け、アレバ社は損傷した福島原発の汚染水処理を提案してきたが、この度、その提案が受け入れられた。
汚染水は、原発への電力供給と冷却システムの回復のために、すぐに処理されなければならない。
3週間前に、アレバ社は、東京電力との作業に参加するために、放射性物質を効果的に取り扱う専門家を数人派遣した。フランス、ドイツ、アメリカのチームからの支援を受け、アレバの専門家たちは、共沈法に基づいた手段を提案していた。アレバが開発し、マルクールやラ・アーグで用いられた手法で、放射性物質を分離するために特殊な化学薬品を用いる。アレバは、放射性物質だけを除去し、これらを処理する。
アレバはまた、ヴェオリア・ウォーターの技術にも頼る。アレバは共沈法の設備を備えた巨大な処理施設を運び入れることになっている。この設備は、処理水から放射性物質のレベルを劇的に減少させることだろう。処理水は原発の冷却システムで再利用される。
この緊急事態に最も適した他の手段も平行して用いられるかもしれない。中期的、長期的なその他の作業も補充されるであろう。
これは、フランス大統領の日本訪問に引き続く活動の一部である。
3月20日までの福島原発の状況をアレバ・ドイツの技術者が公開しています。
メディアパルトの記事では、「東京電力からの情報は少なすぎる」とコメントしています。
アレバの資料はネットにアップされています。
もうひとつ、アレバ関係のニュース。
インドで、アレバ社が計画中の原発に反対するデモがあり、警察がデモ隊に向けて発砲し、ひとり死亡。
日本の原発で大儲けしてきたフランスの原子力企業アレバ
フランスの原子力グループ・アレバが、世界4位の顧客である日本で操業して40年以上がたつ。金の卵を産む鶏は、アレバに過去毎年6億5千万ユーロの売り上げをもたらしていた。フランス週刊紙『カナール・アンシェネ』の原発特集号(2011年10月)の記事。
福島原発事故の放射能汚染は海を越え海外へ
放射能に汚染された空気は、海を渡り、他の国にも影響を与えます。
海外の多くの人が、この事態を固唾を飲んで注視しています。
世界中の専門家にも協力を願い、原発事故の対策にあたってほしい。
原発事故は日本だけの問題ではないのだから…。
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