ヨーロッパは日本に比べて室内が暗い。知り合いはハロゲンの環境照明を使っていました。
明るい日本と消費電力の差があるのか、日本人の年間消費電力を他国と比べてみました。
単純な数字だけの比較、しかも産業界も含まれていると思われるので、個人消費というわけではないのですが。
世界原子力協会のサイトを参考にしました。各国により年は違いますが、2006~2009年の数値です。
日本のひとり当りの年間消費量は7900キロワット時。
年間総電力は、1兆850億キロワット時。火力30%、ガス25%、原子力24%、石油11%、水力7.5%。
ちなみに、韓国は、4690億キロワット時。ひとり当たりの年間消費量は7700キロワット時ですが、1980年には850キロワット時でした。
アメリカのひとり当りの年間消費量は12400キロワット時。
年間総電力は、4兆1190億キロワット時。火力49%、ガス22%、原子力20%、水力6%。
フランスのひとり当りの年間消費量は6800キロワット時。
年間総電力は5700億キロワット時で、総消費電力は4470億キロワット時。
余剰分(ほとんどが原発で生産された電力)はベルギー、ドイツ、イタリア、スイス、イギリスへ輸出しています。
原子力が75%で、70年代のオイルショック以降、原子力依存が高まりました。
ドイツのひとり当りの年間消費量は6300キロワット時。
年間総電力は6370億キロワット時。火力50%、原子力20%、ガス12%、風力6%。
イギリスのひとり当りの年間消費量は5220キロワット時。
年間総電力は3710億キロワット時。ガス44%、火力28%、原子力18%、風力2.5%、水力1.3%、その他(主にバイオマス)3%。
フランスからの電力の輸入は、2009年度28億キロワット時。
イタリアのひとり当りの年間消費量は5200キロワット時。
年間総電力は3180億キロワット時。ガス54%、火力15%、水力14%、石油9%。
イタリアには原子力発電所はありません。
が、フランスの原発で生産された電力に頼り、2007年は480億キロワット時を輸入しています。