放射能が放出されているのが明らかな今、多くの人が知りたいのは、どうしたらその害を最小限に抑えることができるか、だと思います。
でも、実用的な情報は、なかなか入ってきません。
内部被ばくした場合、食事で放射線に抵抗する方法があるようです。
英語とフランス語のグーグルで検索すると、放射線防護の食事法のサイトが見つかります。
基本の文献のひとつが、長崎で被ばく患者の治療にあたった秋月辰一郎医師の著書。
これによると、玄米、味噌、海藻などが、放射線の影響を低減する食品だそうです。
放射線防護の食事について紹介しているのは、オーガニックやマクロビオテック関係のサイトが圧倒的です。
それらの情報から、日本の伝統的な食生活が、放射線防護には効果的だとわかりました。
肉や脂肪、砂糖を多く用いる西洋的な食事は控えたほうがいいそうです。
免疫力をアップしたり、体内の有害物質(今回は放射性物質)を排除する食事として、日本の伝統的な食事はとても優秀です。
今回の事故は、最近の日本人の食生活のあり方を考えるきっかけにしたいものです。
「放射線の影響を少なくする食事」にもう少し詳しく書いてあります。
「体内から有害物質を排除する」という考え方は、フランスで多くみられます。
リンパ・ドレナージュというマッサージも、そのひとつ。
また、ホメオパシーの薬には、「放射線デトックス」や「水銀デトックス」などがあります。
ただし、ホメオパシーは専門医の診断(フランスでは医療のひとつとして確立)が必要です。
精油(エッセンシャルオイル)にも、放射線を防ぐ作用があるとされているものがあります。
レントゲンや放射線治療の前に、からだに塗るなどして使用します。
この場合の精油は認定済みの高品質にかぎり、100円ショップや雑貨屋で市販されているものはダメ。
もちろん、放射線は浴びないのが第一です。
今回のように放射線放出があった場合は、バラバラのデータを単発的に公表するのではなく、誰もがわかるように、できるだけ正確にデータを分析して、影響の範囲をはっきりさせることが重要です。
それがあってこその適確な対策、でしょう。