海外メディアの報道とそれに対する人々の反応

震災以来、フランスのメディアを追っていますが、今日はまだ目を通していません。
原発事故について、海外のメディアをチェックする人が増えているようです。
私のブログも、「海外メディア」のキーワードでのアクセス数が多いです。

表現の自由があるはずの日本で、海外メディアで真相を探ろうとすること事態、異常としかいえません。

アメリカのメディアが過剰で不安をあおるばかり、という意見も出ているそうです。
フランスのメディアも、読むたびに絶望的になる内容が圧倒的。
ただ、マスコミが大げさに書きたがるのは、どの国も同じです。
幸い(?)、フランスの人たちは、マスコミをあまり信じていないので、報道を鵜呑みにはしないと思います。
何に対しても批判的なフランス人は、マスコミ、特に既存メディアには手厳しく、メディアリテラシーがそれなりにいきわたっています。

私も既存メディアではなく、ネットマガジンをチェックしています。
ネットマガジンの福島原発記事もかなり充実しています。
ただ、既存メディアに勝るほど信頼されているまでにはいたっていないので、ネットマガジンを鵜呑みにする人も少ないはずです。

フランス人は、たぶん、24時間ニュース番組とラジオで大方の情報を得て、その他、原発関係の機関や市民団体のサイトで欲しい情報を収集しているのではないかと思います。
いずれにしても、フランスに関していえば、日本人が心配するほど、煽られたりしないはずです。
海外メディアで煽られるのは、かえって日本人のほうかもしれません。

フランスでの原発事故報道は、悪いことばかりではなく、これまであまり活発ではなかった反原発運動へとつながっているようです。
ちょうどフランスでは、チェルノブイリ25周年のイベントがいろいろ準備されていたそうで、この事故を契機に一気に盛り上がりそうな気配です。

私も煽るつもりで書いているわけではないのですが、そういう点がありましたら、ご指摘ください。

 

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