スペイン危なげなし 南アフリカと対戦 2002年W杯

『北海道新聞』夕刊 「ビバ!サッカー」2002年6月13日に掲載された記事です。

1次リーグは各組とも最終戦。
勝ち残りか落ちこぼれるか。天国と地獄の熾烈な闘いが繰り広げられています。
今夜(12日)の一戦は、サッカーで国がひとつにまとまる南アフリカと、サッカーが原因で国が分裂しかねないスペイン。
どちらもサッカー好きという意味では同じです。
すでに予選通過を決めているスペインは、かなり余裕。
優勝候補の国がボコボコ沈没しているのに、スペインは順風満帆。
今のところ、「無敵艦隊」の名をほしいままにしています。
一方、南アフリカは負ければ、予選敗退の可能性が大きいため、必死の様相です。
ところが、始まってすぐ、キーパーのアレンゼがこぼしたボールをラウルが決めてスペインが選手。
暑くて寝ぼけたのかと思う、つまらないミスでした。
これで目が覚め、アレンゼはその後、ナイスセーブをみせたけど及ばず。
このグループも、劇的な結果になってしまいました。
スロベニア戦でパラぐらいが3-1で勝利し、南アフリカが予選落ち。
昨日まで2位だったのに、いきなりならくの底に落ちてしまいました。
今回のワールドカップはなんだか妙です。
ジダンの華麗なプレーを見てない!
バティのゴールはこれで終わり?
前回王者のフランスが惨敗。
そして、アルゼンチンも姿を消すことになってしまいました。
まるで何かにとりつかれているかのようです。
フランスはまだしも、国民の希望の星だったアルゼンチンの選手は、無事に(?)祖国に帰ることができるのでしょうか。
やっとビザを手に入れたマラドーナは来日するの?
去って行ったチームのその後も気になってしまいます。
この際、負け組を集めて、最下位決定トーナメントを行うのはどうでしょう。
こちらのほうが派手だったりして。

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