フランスの離婚事情:子どものためにも再婚を

1990年代にフランスの女性誌に掲載された精神科医のインタビューの抜粋です。

再婚は子供のためにもよい、というお話。
フランスの離婚後3年以内の女性のうち、再婚するのは4割未満。半分以上が母子家庭。


義父がいたほうがいいのはなぜか?

母親の愛情が子供に集中する期間は短いほうがいいから。
恋人でも義父でも、男性が介入することで、過剰な母性愛から子供を解放できる。
男性が母親と同世代であれば、子供は罪悪感を抱くことなく、ストレスを解消できる。

母親だけでは子供に負担なのはなぜか?

母親は責任感を持ちすぎる。
子供が小さいうちは母性が重要でも、思春期になると、ささいな愛でも問題になる。
母子家庭は、無意識に近親相姦的状況へと子供を追いやる。
勉強に失敗した少年が暴力的になったり、家出したりするのは、保護してもらいたい一方で、母親に性欲を感じているから。少年は、無意識に、「母と寝るより、殴って逃げたほうがいい」と考えるのだ。

子供に恋人を会わせていいか?

毎晩違う男性に会わせるのでなければ、子供に恋人を紹介するほうがいい。
母親が男性と一緒にいるのを見せたほうが、子供にはよい。
「自分だけが母親の希望的対象ではない」と感じさせることが、子供の成長には必要だ。
ただし、子供は敏感なので、夜遅く恋人を連れてくるのは避けること。

(2005.03.03 00:00)

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