このブログは、女性にまつわる問題について、これまでメディアで掲載された記事や、ブログの投稿をまとめたものです。
フェミニズムやジェンダーに関わる記事が中心です。
ブログをはじめた理由は、このところ注目されている、フェミニズムやフェミニストの考え方に、もろ手を挙げて賛同できないからです。
#MeToo運動や性暴力の告発は、もちろん、もっと広がるべきだし、性差別には絶対に反対です。
ですが、いまの流れに乗れません。
なぜなのか、その答えを見つけようと、過去を振り返ってみることにしました。
年代と内容をおおまかに分けると、
1991年以前:メモや女性誌の記事
1991~1999年:主に、フランスやイギリスの雑誌記事の抄訳
2000年以降:ブログ(おしゃべりな毎日)やメディアの記事
になります。
私自身、フェミニズムを専門に学んだことはなく、フェミニストと名乗る気もありません。
女性問題との関わりを簡単に述べると、最初は、1960年代後半から1970年代前半のウーマン・リブ運動でした。
女性学という学問が日本にはまだあまりなじみのない時代、小・中学生でしたが、「女性が活躍する時代がきそう」という社会の空気に希望を感じていました。
1980年代、女性の社会進出の流れは、いいほうに向かっていたと記憶しています。
男女雇用均等法が施行されたときは20代で、”自律する女性”は、全員とはいいませんが、多くの女性たちのスローガンでもありました。
1990年代は日本にいなかったので、男女平等に向けた制度がこの時期にどのように進み、それに対するバックラッシュがどのように表面化したのか、直接目にしているわけではありません。
2000年に帰国した際、日本の女性の環境は、1980年代より悪化したようにみえました。その状況はほとんど改善されないままでした。
そして、2017年ごろから盛り上がってきた、フェミニズムの動き。
まずは、約40年間の個人的な記録をまとめ、日本社会の女性について、見直していきたいと思います。
木村嘉代子(フリーライター)