「国際結婚」の実態を調査しない日本

12月5日に日仏会館で開催されたセミナー「日本における国際結婚の動向:ハーグ条約の視点から」に参加しました。
講師は、「国際結婚」の著書も出版されている京都女子大学の嘉本伊都子教授。

日本政府は国際結婚の調査をほとんどしておらず、分析・データなど資料も少ないそうです。
私が海外にいた90年代、すでに離婚率は高く、国際結婚は圧倒的に悲劇が多かった。
外国人との結婚や恋愛は増加しているのは明らかですが、その実態はよくわかりません。
うまくいっているカップルだけが取り上げられ、まるで「国際結婚」すれば幸せになれるようなイメージが作られていますが。

嘉本さんにお聞きしたところ、 韓国のほうが、国際結婚の調査や法律に関して、ずっと進んでいるそうです。

そもそも、日本では「国際」などという言葉を使うから、まぎらわしいのです。
外国人との結婚を、イギリスでは「inter marriage(別の言い方としてはmixed marriage)、フランス語でinter mariage)」と表現します。
異民族との結婚であり、インターナショナル(国際的な)ではないと思うが。

(2014.12.16 23:12)

イギリスにおける国際結婚の実態
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