独身イギリス女性の生活を描いた「ブリジット・ジョ-ンズの日記」は日本でも大ヒットのようです(映画は観ていませんが)。
主人公のように、独身で、仕事も順調、収入もまずまずといった女性たちの現代的ライフスタイルについて書かれた、1990年代後半のイギリス女性誌の記事を見つけました。
景気のいい(ピークは過ぎたとのこと)イギリスでは、ヤッピーに代わり、女性の新しいライフスタイルが形成されているといいます。
さすが皮肉屋のイギリス人だけあって、描写がユニークです。
その日暮らし、支払は後タイプ
26才でも、心は20才。責任感なし。
電気代で洋服を買ってしまう。
金曜の夜は、パブで同僚にグチを言う。
平日はワンダ-ブラをつけている。
酔っぱらって、CDをコースター代わりにしてしまう。
出勤中に下着を買わなければならない時がある。
一度も行ったことのないジムの会員。
ガソリンスタンドで平日の食品などを買う。
コーンフレーク、紅茶のティーバッグ、低脂肪牛乳がショッピングリスト。
観葉植物をすぐだめにしてしまう。
口癖:「支払期日まで、まだ3週間半あるわ」「このオーブンの使い方、一度もうまくいったことないのよね」
新探求者タイプ
エスニック、最新の植物治療、有機野菜にいつも興味を持っている。
リラックス、タラソやエステなどの支払で、家賃を払う余裕がない。
Futon(布団)が背筋にいいと、今でも信じている。
週末の予定を立てる前に、占いを読む。
黒すぐりのお茶が好き。
1月に3週間だけ禁酒する。
おせんべい(日本の)を午前中の間食で食べる。
カロリーバー(カロリーメイトのようなもの)を午後の間食で食べる。
イオン発生装置を持っている。
アムネスティに申し込んでいる。
風水の雑誌を定期購読している。
モロッコ風ソファを備えてある。
ディナーパーティに、オ-ガニックのグレープジュースを用意する。
ナチュラル・シュー・ショップのサンダルを履く。
トルコ映画フェスティバルに出かける。
口癖:「二日酔いじゃないのよ、私、麦アレルギーなの」「ニコチン中毒のために、針治療をしてるのよ」
オールド・タイマー(時代遅れ)タイプ
まじめに落ち着くことを考えている。出無精。
ランチタイムに、ブ-ツ(ドラッグストア)のサンドイッチと化粧品をじっくり調べている。
テレビの横に、彼とのツーショット写真を飾ってある。
土曜の夜はテレビを見て過ごす。
平日の夜は外出したくない。
料理のレシピをバインダーにクリップしている。
ショッピングリストを作り、毎土曜日に買物をする。
パブで過ごす夜より、入浴を好む。
サルサ教室に通う。
洋服を買いに出かけ、食器を買って帰る。
ワインについて、もっと知る必要があると決心する。
3年間、同じリゾート地で休日をとる。
シワを気にして、1週間タバコを止める。
口癖:「大騒ぎしたり、バハマに行ったりできないでしょう?」「マネ-・プログラムの番組は、今日何時からかしら?」
超感傷的タイプ
彼と別れて2ケ月、自分は魅力的ではないと認めている。
友達がなんと言おうと関係ない。
パーソナルトレーナーかセラピーか、相談相手を決めかねている。
カントリーウォーキングに関する本を買った。
「やらなければならないこと」のリストを作る。
ロンリーハート(失恋の告白)のコラムを読んで涙する。
映画「テルマ&ルイーズ」の会話を暗唱できる。
一人で食事をしているのがばれないように、二人分の食品を買う。
一人でお酒を飲まない。
アメリカへ、なにかクリエイティブなことをするために逃げたいと思っている。
イタリア・トスカーナの絵画コースに予約する。
スケジュールをうめるためだけに、招待されたパーティに出席する。
同性との関係について真剣に考える。
妹と、パッケージホリデーの休日をとる。
口癖:「今すぐ、恋愛関係をもつのは面倒臭いわ」「もう2度と男の人を見つけることができない」
(2005.03.18 00:24)