キャリア・ウーマン90年代から言いつづけていること

仏大統領の同伴者を、“事実婚のパートナー”といちいち但し書きするセンスがまったくわからず。
この日本は何が変わったのだろう、と、1990年ごろの雑誌をペラペラめくってみた。
女性の就職情報誌『サリダ』の記事の見出しがおもしろい。
なかには自分が書いたものもある。

・ワーキング・マザー予備軍は勉強熱心 ベビーシッター養成講座が静かな人気
・女性タクシー・ドライバーの150万キロの人生
・営業ウーマン、マスコミ関係者にお勧め セカンド・オフィスなる喫茶店
・なぜ、女はお茶を入れなきゃダメ?
・なぜ、二言めには“女のくせに”なの?
・なぜ、若いコばかりいい目に合うの?
・なぜ、そこまで会社に気を遣うの? 浪花節すぎる!!
・なぜ、いまどきこんなダサい事務服を着るのでしょう?
・なぜ、女は3年で会社を辞めるの?
・会社は銀座のバーじゃないのダ!!
・いまどきこんなのヘン!! レトロな会社にゃ、ついて行けまセン!!

これらの記事、今も流用できそう。
「ワーキング・ウーマン」は死語になったけどね。

同じことを20年言いつづけて、疲れちゃいました。

(2013.06.09 23:17)

 

過去の調査結果でも女性は「ずっと仕事をつづけたい」と
1976年11月の内閣広報室調査によれば、「男は仕事、女は家庭」に同感しない者40%、女性が仕事をもつことが地位向上につながるに59%が肯定。この調査を尊重した政策を行っていたら、いまごろは本当の意味での"女性が輝く社会"になっていたかも。
ワーキングウーマンの言いたい放題 セクハラ談義1991
20代の働く女性3人が、「みんなこんなに怒っている」と題し、会社の不満について座談会。「早く結婚しろ」「だから嫁にいけない」などのセクハラ発言について話しています。『サリダ』1991年3月15日号(学生援護会)に掲載された記事の抜粋。
広告代理店・業界男たちのありのまま言いたい放題
24~26歳の大手広告代理店の女性社員5人の座談会。「体育会のノリが強い。自由で軽いようだけど実は封建的だよね」「体育会のノリが強い。自由で軽いようだけど実は封建的だよね」など。『She's』(主婦と生活社)1990年5月号に掲載された記事。
働く女性について(1987年)
忘備録として、こんな文章が残っていました。 一般企業を退職し、半年間の派遣社員が終わる頃に書いたもの。 同月、情報誌のアルバイトをはじめ、その後、ライターに。 働く女性について(1987年3月4日) 女の雇用については、ます...

 

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