1990年代にフランスのELLEに掲載された「フランスの幼稚な社会」の特集での、日本についての記述です。
日本人は、子供のままでいるのが好きだ。おかしな格好をしている理由は?
ハート型の髪飾り、キャンディーのようなネックレス、ウサギのバック、プリーツ・スカートといったものは、“カワイイ(日本の子供のような女の子は2分おきに黄色い声でそう叫ぶ) ”のだ。
さらに、日本人は抜け目のないお子様で、頭の中にあるのはただひとつのことだけ。
結婚すること、28歳までに!
日本人は少女のような格好に夢中だ。
白い綿の下着とルーズソックスだけで、性欲を喚起することができる。
媚びを身につけた、コケティッシュな少女は、“家つき、カーつき、ババ抜き”の条件を満たす夢見る夫を引っ掛けるチャンスが増える。
そんな彼女たちは、“バカっぽい”グッズがお好みだ。
・セックスアピールのための白いハイソックス:ふくらはぎの部分でひだを寄せて履き、ハイソックスをつねに引き上げるしぐさが、男性を夢中にさせる。
・人形のようなボサボサな髪型:カラフルな布やリボン、毛糸などを編みこみ、ピンクや青のメッシュを入れ、髪を乱すのが良いとされる。
・制服のスカート:学校にいるときはふくらはぎの長さだが、ベルトの部分で巻き込んで超ミニにし、校外に出る。
・人形のようなメイク:頬に丸くチークを入れ、つけ睫毛をつける。
・つけ爪:あひる、ミニ・ロボット、ハート、花飾り。
・プラスティックのアクセサリー:たくさんつけるのが良い。
・ハローキティの小物:間の抜けた変てこなキティちゃんは、ロリータのペット。Tシャツ、計算機、扇子、ヘアクリップ、カチューシャ、ハンドバッグなど。
・携帯:小さいサイズが“カワイイ”
・おかしなコンドーム:漫画の美意識が生かされている。小さな恐竜、青い犬、ピンクのイチゴなどがある。
(2006.02.19 11:29)