救助しないで出勤、ですか

全く腹立たしいです。そういうこと、平気でできるなんて、どういう神経してるんでしょう。

事故の車両に乗っていたJR西日本の運転士2名。そんなに会社が大切なのだろうか?

怒られるのが怖かったのだろうか? それでは、まるっきり子供。。。

きっとマニュアルには「救助しろ」と書いてなかったのでしょうね。

それにしても、人間性を疑ってしまう。

59歳の団塊の世代の運転士。若いときから、こんなに薄情だったのでしょうか? それとも、社会に入り、企業の体質に染まってしまったのでしょうか?

27歳の運転士。家族は、困った人を助けるように教えなかったのでしょうか? それとも、自分の良心ではなく、上司に従わなければならなかったのでしょうか?

皮肉にもこの二人、親子関係としても成立する年代です。

会社とはそいうものだ、と言われても、とても理解できない。

でも、これは氷山の一角なのかもしれませんね。

以前、北京の日本大使館に北朝鮮が駆け込んだときも、大使館員はボサーっと立っていた。
これもまた、マニュアルにはなかったからか。

どんなに頭が良くても、臨機応変に行動できなければ、賢いとはいえないと思います。

子供たちに教えて欲しいのは、生きる知恵です。

少子化などより、現役の大人たちのモラルのなさに危機感を抱いてしまいます。

自分自身の中にも無責任な面がないか、反省しなければなりませんが。

お叱りやご批判を受けそうですが、それを覚悟で書きます。

今回の脱線事故で、社員教育や人員確保(JR西日本の場合、30代の運転士が圧倒的に少ない)が全くできていなかったことが明るみになりました。

これを見て、「うちも」と慌てている企業も少なくないのではないでしょうか。

その一方で、「団塊世代の退職」が最近問題視されています。

日本だけでなく、世界的に、この世代は注目されています。イギリスではビートルズ世代。

フランスでは、1968年の5月革命に若者だった世代(現在60歳前後)にあたり、いつまでも若々しくてエネルギッシュで、特別視されています。でも、女性誌で、「永遠に現役でいたい、道を譲りたくない、大人になりきれない世代」と特集されたこともある世代です。

日本と比較するのは短絡的過ぎるかもしれませんが、あえて比較するならば、その世代が特出してはいても、次世代の出る杭は打たないこと。

英仏では、「若者が活躍する場」が与えられ、人材が育っているように見えます。

例えば、テレビなどのインタビューに登場する専門家(研究機関や文化など)の多くが30代や40代(女性の割合も高い)。日本では未熟者で、表には出てこない年齢です。

43歳で首相に就任したブレア氏も、年齢がハンディキャップになったとは思えません。

逆の立場から考えて、団塊の世代が心配しているのは、後続の若者(もはや若者ではないけど)がデキない奴らばかり、だからなのかもしれません。

後続の人間として、その程度にしか思われてないとしたら、悲しいですが。

教えたがらないのか、教える価値がないのか、コロンブスの卵のようですが、その関係はかなりイビツです。そして、さまざまな要因が重なって、今回のような大惨事を招いたともいえなくありません。

私の住む北の大地では、団塊の世代の定年後の移住先として、首都圏にアピールしています。
でも、ここの20代~30代の失業率は8%。とても矛盾を感じます。

(2005.05.04 00:30)

フランスは10代から50代までみんな子どもの幼稚な社会
フランスの幼稚な社会について、フランスの女性誌ELLEに1990年代末に掲載された記事の抄訳です。 ストレッチのパンツ、ミニスカート、8cmのハイヒール、赤い口紅、おへその見えるTシャツ、タトゥー、アクセサリー。これが12歳の...
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