埼京線で女性専用車両が導入されたそうですね。
個人的には、「女性専用」が好きではありません。
鉄道だけではなくて。
「女性におすすめのレストラン」とか「女性にやさしいですね」という言葉をよく耳にしまが、男性だってかわいい場所に足を踏み入れてもいいと思うのです。
「女性専用」は、ますます世の中を生きづらくしているように感じます。
女性専用車両を利用した女性は、「女性は体が小さいので座りやすかった」「男性がいなくて安心でした」とインタビューに答えていましたが、これではまるで男性を「汚い物」扱いしているというか。
このまま突き進んだら、男女の溝は開くばかりではないでしょうか?
最近の若い男性はこぎれいなので、将来的には溝がなくなるとも考えられます。
とはいっても、今の子供たちが、女性の望む理想的な男性に育っているようには思えません。
電車では席を譲らないし、女を押しのけて座ろうとするし。
もちろん、女性の責任でもあります。
そんな子供たちに育てるのは女であり(父性不在というのも問題ですが)、「汚い男」(言葉が悪くてすみません、悪気はありません)を放置しているのもやはり女でもあるような。
痴漢に関していえば、女性を隔離するより、撲滅に力を注いでいただきたい。
外国ではあまり痴漢の話しを耳にしたことがありません。
日本人が痴漢するのは、抑圧されているからでしょうか?
「むっつりスケベ」も見かけない。
外国では、こっそり手を出さなくても、オープンにアプローチできるからでしょうか。
やはり解決策は、「女性専用」ではないような気がします。
ここまで書いて何ですが、一度夜の女性専用車両に乗ったことがあります。
理由は、その前日に、ホームでケンカしそうなサラリーマンを見たから。若い二人でした。
階段を下りてきた男Aが、上ってきた男Bにぶつかったのですが、Bはムカついたらしく、電車に乗らずにAを追いかけた。
その間、二人の間に会話なし。沈黙の怒りは、ものすごく気味悪く、恐ろしかった。
これを見たら、無言でブスっとやられそうな恐怖に襲われ、つい女性専用に乗ってしまいました。
でも、怖かったのは、男性だからではなく、内にこもっ陰湿さだったのですが。
男性のほうがエネルギーを発散できないようですね。
それが痴漢にもつながっているようにも思えてきます。
だとしたら、やはり解決策は、「女性専用」ではないような気がします。
(2005.04.05 00:01)