異文化交流か合コンか

日本では外国人の知り合いがひとりもいなかったので、かなりの進歩です。

彼らと話してよく耳にしたのが、「日本人と友達になる機会がない」という言葉。
日本に限らず、海外に暮らして現地の人と親しくなるのはなかなか難しいことです。

ロンドンでは、英国人と日本人の交流会が活発に行われていました。
とはいっても、純粋な異文化交流を目的にしているわけではありません。
参加者は「英国人の男性と日本人の女性」。つまり、出会いを求める合コンです。
特に限定しているわけではなくても、日本人と友だち(?)になりたい英国人男性(だけではなく外国人も)と、英国人と親密になりたい日本人女性が、こうした会に出席することになるようです。

こうした情報は、在英日本人向けのフリーペーパーの広告欄(classified)に載っています。
「友達作りやコミュニケーションを応援」「おしゃれなバーで日本に興味のある英国人との会話を楽しみませんか?」「JAPANESE/ENGLISH MEET UP」といった感じ。
“友だち作り”であっても、女性同士や男性同士(恋愛感情抜きの)を対象にしたものはあまりない気がします。

パリでも同じです。
在仏30年の知り合いが、某語学学校のパーティーを見て、驚いていました。
「男性はフランス人だけ、女性は日本人だけ。奇妙なパーティーだったわ」とのこと。
「40代の知人も参加していてビックリ。彼はいつも、『日本人の奥さんがいてうらやましい』とうちの夫に言っていたのよね」と笑っていました。
ちなみに、彼女がパリに住みはじめたときは、こうした合コン交流パーティーは少なかったようです。

いつから、日本人女性と知り合いになりたい外国人が増えたのか、調べてみたいものです。

ところで、こうした交流会が縁でゴールインした話は、残念ながら聞いたことがありません。

(2007.03.08 14:02)

https://kayoko-kimura.com/women/blog71/ ‎

タイトルとURLをコピーしました