フランスの性の調査:女性の性生活(1996年)

1996年夏、エルに掲載されたアンケート結果。

あなたの人生でセックスは重要か?

とても 26%
かなり 56%
あまり 11%
全然 5%
無回答2%
(重要と答えた人:18~24才 88%、25~34才 89%、35~49% 83%)

セックスに満足しているか?

多すぎる 1%
不十分 21%
十分 67%
無回答 11%
(20代は未熟、30代は安定してエンジョイしている、40代は名残惜しさを感じている。また、「不十分」との回答:既婚女性 18%、独身者と離婚者 37%)

現在、セックスをしているか

35才以上の半分近くは回数が減少、既婚女性の2人に1人は回数が減少

セックスは?

だんだん良くなる 29%
だんだん悪くなる 5%
変わらない 51%
無回答 15%
(離婚者で以前より良くなった人 57%)

今の相手に満足しているか?

とても 59%
かなり 21%
あまり 2%
全然 4%
無回答 14%

リードするのは誰?

自分 11%
彼 66%
無回答 23%

セックス中、退屈だと感じたことはある?

よくある 2%
ときどき 12%
めったにない 22%
一度もない 52%
無回答 12%

一番の心配事は?

ワンパターン 28%
エイズ 24%
孤独 18%
失業 6%
仕事 5%
子供 3%
何も心配はない 6%
無回答 10%
(若者はワンパターンとエイズ、年配者は孤独と失業)

初めての人とのときはコンドームは使う?

絶対 26%
ときどき 1%
めったに 0%
全然 12%
無関係 55%
無回答 6%
(コンドームを使用:18~24才 68%、25~34才 42%、35~49才 21%)

使用する人(135人)に、交際後どのくらいで使用をやめるか?

1ケ月以内 1%
1~3ケ月 11%
3~6ケ月 31%
6ケ月以上 50%
無回答7%

1回でも同性と経験したことがあるか?

ある 3%
ない 90%
無回答 7%

初体験の年齢は、20年変わっていない。男性は17才前後、女性は18才前後。4人に1人の女の子が、16才で初体験。

40代の女性は、以前は不感症を恐れ、現在は回数が少ないことを気にしている。

専門医の診察を受ける女性の7割は、性生活に満足していない。

また、カップルの20%が性問題を抱えている。

5割の女性は本音を言えずにがまんしている。男性は、パートナーが何も不満を言わないので、自分のやり方やリズムで性交渉をしている。

女性がストレスを感じるのは、受け身でいることに責任がある。

女性は、家事や育児などで忙しく、自分の気持ちをうまく表現できない。

女性が不満を訴えるのは、エゴイストだと考えられがちである。そのため、女性の多くは、性より、家族のほうが大切だと主張する。

女性は、相手を喜ばせるのが愛情表現だと考え、そのためにしている。女性自身が肉体的満足感を得るには、母親役から脱しなければならない。

もっと自分の体に正直になるべき。

女性は幻想的な夢を恐れる傾向にあるため、貞節を守り、他の男と寝ない。男性は、性欲を汚いとか不快なものと感じないが、女性は罪悪感を抱く。性の罪悪感から逃れる努力も必要だ。

(2005.03.02 01:05)

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