性犯罪者の扱いが物議をかもしているが、本気なのかと思うことがある。
性犯罪のニュースの前後に、童顔の巨乳娘が出てきたりするから。
まるでロリコンを奨励しているかのようでしょ。
考え過ぎかも知れないけれど、この手の問題は、マスコミの論調も矛盾してる感じ。
女性の立場から言わせてもらうと、法に触れないものを含めば、この国は性犯罪天国。
“犯罪”の線引きは難しいし、何がいけないのか気づかない人も多いはず。
さらに、「それが男」との反論もあるだろう。
確かに、色気のない社会は味気ないけれど、笑えない下ネタがあふれ過ぎるのは困る。
テニスのシャラポワ選手のノーブラも、騒ぎすぎじゃない？
乳首が好きなら、夏場のヨーロッパに行けば。あそこは、ブラをしてるほうが恥ずかしいぐらいだ。
もうひとつ、最近の事件で気味が悪いのは、地域社会や学校が冷酷なこと。
犯人をかばう気は全くないが、奈良の性犯罪者は母親の死によって性格が変わったという。
「あれからおかしくなった」と語る近所の人や、「使い走りだった」と言う同級生たちは、コメントを聞く限り、とても冷たい。
傷ついていた子を優しく慰める人はいなかったのかしらね。罪人になる前に防げたかもしれないのに。
そういう意味で、予備軍たちがたくさん存在していそうで悲観的な気分になるね。
性犯罪者は厳しく罰すると同時に、社会の根本的歪みを正す努力も必要じゃない？
（2005.02.07 01:28）