「男子にばかり任せていたら、日本はどこへ」平塚らいちょう

1951年11月に平塚らいちょうが書いた短い新聞記事を見つけました。

わたしたち一人ひとりが、どれほど平和を強く望んでいても、それが個人的な立場にのみとどまるかぎり、この世界から戦争をなくするコトはできません。わたしたちの平和への熱意と努力が、新しい世界機構の創造に向けられなければ、云いかえれば、世界政府をつくるというコトに集結されねば真の平和の実現は期待されません。世界政府こそ恒久平和への門であり、入口であるからです。
今日の世界??は??の政治家や軍人、また男子ばかりの手に任せておいたのでは、もはや?われません。彼らにばかり任せていたら、世界はそして日本はいったいドコへ行くコトでしょう。
今、日本の母たちは一人残らず戦争を心の底から憎み、子どもたちや孫たちが再び戦争しなければならない様なコトのないようひたすらに平和を望んでおります。
この母たちこそ、過酷な戦争のギセイにおいて得た唯一の収穫である日本の平和憲法を守りぬくと共に、これを世界的なモノにおしひろめなければならない切なる?と決意をもってこの世界政府運動の旗の下に?せ?まるべきでありましょう。

(2015.04.30 11:43)

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