目標になる女性管理職のモデルがいない?

共同通信が「女性の雇用」に関するアンケート調査をまとめたそうだ。
その項目のひとつ、「女性管理職を増やす障害」の回答(複数)として、「前例がないため若手の目標になるモデルがいない」があった。
ん?
男女雇用機会均等法が成立したのは25年前。
そのときに新卒で就職した人は、40代後半になっているはずだ。
総合職で採用された女性で、順調にキャリアを積んでいれば、管理職になっている女性もいるはず。
「前例がない」のではなく、あえて「前例を作るを避けてきた」のではないだろうか?
都合のいい言い訳に聞こえる。
25年後のアンケート結果も、予想できてしまいそうだ。

もう15年ほど前になるが、雇用機会均等法成立以降に就職した高学歴の女性が、「総合職で入った知人は全員辞めました」と言うのを聞いたことがある。
「もったいないなぁ~」と思った。彼女の知人であれば、みな優秀だっただろうから。

スウェーデンは、25年ほどかけて、男女の格差を縮めていったらしい。
日本も、いまごろはスウェーデンなみになっていたかもしれない。
話はそれるけれど、注目されている北欧型福祉は、男女の比較的小さい格差の前提のもとに成功しているのではないかと思う。
北欧には行ったことがないし、北欧の人と話したこともないので、あくまでも個人的意見だが。
北欧型福祉を導入したら、男女の格差が小さくなるとか? そういうことなのかしら。。。

若手だけでなく、アラフィーにとっても、働く女性の目標となるモデルはさほど多くない。
男性なら「働き盛り」、同じ年代の女性は……

(2010.09.09 17:57)

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