国際結婚の現実 ロンドンに住む女性たちのあるある話

母親か父親が外国人のアスリートが活躍している昨今、国際結婚は珍しいものではありませんが、昔は親に結婚を反対されるケースも多かったようです。

また、「ココが大変」というところは、変わっていないのかもしれません。

1998年5月に、イギリス人と結婚しているロンドンに住む5人の日本人女性たちに話を聞きました。

あやこ:結婚3年、交際3年。在ロンドン91年から(88年に一度滞在経験あり)
けいこ:結婚5年、交際1年未満。在ロンドン88年に半年、92年に半年フランス人と交際経験あり
ゆみこ:結婚2年4ヶ月、交際3年。在ロンドン91年9月から(95年8月から1年は日本滞在)イタリア人と交際経験あり
みきこ:結婚2年4ヶ月 交際2年 在ロンドン91年暮れから
よしこ:結婚2ヶ月 在ロンドン2年 日本で日本生まれのアメリカ人と交際経験あり

みきこ:1回目は黒人のイギリス人。日本の職場で知り合いました。日本語が上手で言葉に問題はありませんでした。剣道をやっていて、大学生だったため、友達づきあいなどで忙しい人で、別れてしまいました。2回目はスコットランド人。クラブで知り合い、ダラダラ付き合ってしまって。日本人とは結婚するつもりはなく、遊びのつもりだったらしい。

あやこ:最初に付き合った人は、お互い22歳ぐらいで、結婚は考えていませんでした。お互い忙しくなり、その間に新しい彼(今の夫)と知り合い、別れました。

けいこ:留学している20歳のとき、2ヶ月だけ付き合ったのが初めて。一夏の経験。相手はメイクアップアーティスト。

よしこ:大学時代の23歳のとき、初めてアメリカ人と付き合いました。結婚したいといわれましたが、彼は大学へ戻り、別れました。次もアメリカ人で、最初の彼の友達。外国人のコミュニティに入っていたので、12年間、日本人と付き合うきっかけがなかったんです。

ゆみこ:日本にいたとき、ホームスティをしていた女性の友達のアメリカ人と3~4年付き合いました。スウェーデンに仕事で半年滞在していたとき、スウェーデン人と付き合っていました。

みきこ:家族とのしがらみがないですね。姑とかの問題がなく、わりと親は親、子供は子供という感じ。自分たちの生活を大切にしています。マザコンっぽいのはないです。

よしこ:自分の前に日本人の彼女がいて、今でも、彼の周りをうろうろしています。その女性は電話をかけてくるんです。彼は彼女の引っ越しの手伝いとかをしているですよ。いつも二股をかけて、次の恋愛が始まっているんです。

みきこ:彼から、自分は結婚したくなかったということを、なんとなく言われることがあります。夫は48歳。お互い結婚するつもりはなかったのですが、ビザの問題で結婚しました。もしそれがなかったら、結婚しなかったと思います。結婚しない関係のほうがピュアだと言うんです。

あやこ:お互い結婚する気はなく、一緒に暮らす関係を望んでいましたが、共同生活のための申請をするときに、どうして結婚しないのかと言われ、結婚しました。彼は40代です。

けいこ:日本へ帰る直前に結婚したいと言われましたが、基盤がここにないし、仕事もないしだったので、自分の人生を考えて、いったん日本へ帰りました。彼は履歴書を持って、日本へ追いかけてきたんです。夫は30代です。

よしこ:もうこれ以上ビザを延ばせないといったら、「君の勝ちだ。降参」といって、結婚することになりました。でも、彼は結婚したくないんです。夫は51歳です。

ゆみこ:日本へ帰る1週間前に結婚したいと言われ、何言ってるの?という感じで日本へ帰りました。彼は当時20代で、30になるまでは絶対結婚したくないと言っていたんですよね。

 

みきこ:言葉の問題で、自分の心の中で言い切れてないという、何かが残っている気がします。結婚してレジデンスを取ったから、別にもう離婚してもいいんです。でも、お互い好きだから、一緒にいたいし、籍を抜いて一緒に暮らそうと言うと、それはそれでまた怒るんです。

けいこ:けんかをするときは、日本語で怒鳴ります。「けんかしたいなら、日本語をマスターしてからにしてよね」と言ってやります。

ゆみこ:けんかしたら、「日本へ帰るから」と言うと、相手が黙ります。「1ヶ月休みを取るから」 こう言うのが切り札。あんまり言うと効き目がないけど。最初は、会社のコンピュータから自宅にメールでそうやって手紙を書きます。そうすると夫から「それはどういう意味か」と返事が返ってきたりするんです。いつでも別れていいという覚悟はできています。子供がいたらわからないけど。親が元気なら、日本へ帰るかもしれません。

よしこ:私が嫉妬したりすると、「君は日本人だから」とか言われます。「外国人なら、もっとリラックスしている」と。彼の仕事のスケジュールを見て、女の名前とかが欠いてあると、「誰これ? 何これ?」と直接聞いてしまいます。遠まわしに聞けばいいけど、時間的に面倒だし、これは自分の性格かもしれません。彼は、私の日本人の友人と知り合いになり、日本人が嫉妬深いのではなく、私の性格だとわかったみたいだけど。

けいこ:議論が好きで、時々、疲れてしまいます。何でこんなことで白熱するのかわからないんですよね。イギリス人は、自分中心の考えの人が多いですね。世界は自分中心に動いていると言うような。基準はいつも自分。自分がこう思っているとか言う感情をあまり語りません。

よしこ:アメリカ人とイギリス人の文化の違いを書いた本を読んだんです。アメリカ人は、何か言ったことに対し、セラピーの本を取り出し分析するんですね。「君がこう言うのは、子供のときの潜在意識がが…」と。でも、イギリス人は、70歳の夫婦でも、出会ったばかりの人のような会話をする。例えば、「今日は天気がいいわね。お砂糖はいくつ?」とか。それは、すごく実感します。彼はいつも、会ったばかりの人のように会話するんです。「仕事のプロジェクトはどうか」とか、毎日会っているのに。

みきこ:「今日は何したの?」とか聞いてきますね。話をしなければ、一緒にいる意味がないと思います。コミュニケーションがないということはないです。

ゆみこ:うちはあまり話をしません。パブとかに行くと話をするけど。

みきこ:彼は日本語を勉強しています。フェアじゃないからと言って。

あやこ:それはすごくいいことだと思います。相手が少しでも日本語を理解するのと、全然しないのとでは、違いますよね。

よしこ:相手がこっちの文化を理解しようとするその努力は、やはり感動します。そうすると、こっちもうれしくなりますよ。

 

あやこ:料理とか手伝ってくれます。小舅のようにうるさいんです。捨てたものを拾って、どうしてこれを捨てるんだ、と言ったり。料理をしていると割り込んできたり。

みきこ:一応家事は何でも自分でやりますね。

けいこ:自立したところはあります。

よしこ:ほとんど何もしません。買い物に行ってと頼むと、「でももう靴下脱いじゃったんだよ」と言うんですよ。

ゆみこ:彼もあまり何もしません。掃除とかしても、窓を閉めたままでやるから、埃っぽくなってしまって。

 

ゆみこ:結婚を許してもらうのに1年かかりました。ホームスティをしていた家なのに。彼の人柄もわかって、別に文句はないのだけど、結婚は別と言う感じ。彼が3週間も自宅に滞在したのに!

あやこ:1年、親は口を利いてくれませんでした。私の友達に、切腹と言われた人もいます。私の場合は、娘が外国に行ってしまうと言う寂しさからだったようです。彼との結婚が反対だったわけではなかったのです。

けいこ:アメリカに移住した親戚がいるにもかかわらず、外国人ということに抵抗があったようです。

けいこ:結婚したとき、自分のお金が全然なくて、3ヶ月ぐらい荒れました。家庭のお金はすべて夫が握り、毎月おこずかいをもらっていました。イギリス人は男が財布を握ります。おこずかいが少ないわけではないのですが、なんとなく惨めな気がしました。

みきこ:夫が外人でうらやましがられえることはありませんが、夫が日本人だったら、こんな親切な扱いはされなかったかもと思います。おじとかが、妙に夫をたてるんです。

よしこ:親がとても親切。「こんなもの食べないわよね」とか言って、煮つけとかを出したり。

 

よしこ:日本人の妻を持つイギリス人男性に会ったとき、彼はずっと妻の話をしていました。誉めていました。日本人妻を持つことが、誇りのよう。トレンディになっているんでしょうか?

けいこ:自分は日本人と結婚したことはないし、日本人と結婚していたらどうなんだろうと思います。楽なのかどうか、わかりません。

ゆみこ:外国人と結婚した日本人男性は、とてもマメ。日本人だって、やればできるんだと思いますよ。

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